宜野座高校野球部


「”自立”自律”」

 宜野座高校野球部は、2つの”じりつ”「自立」「自律」を常に念頭に置いて常に行動している。「自立」とは他に頼らず独り立ちすること、「自律」は自分自身で立てた規範にしたがって、行動すること。どちらも学校教育目標である「生きる力」を育てることにつながる。

 同校野球部は、掃除やグラウンド整備を徹底している。練習前にグラウンド内外のゴミを拾い掃除を行う。また、整備は十分に時間をとって隅々まで行う。さらに、ネットの修繕や道具の補修なども選手自身で行なっている。「自分たちで使う環境(グラウンドや道具)は、自分たちで整えることを徹底している」と監督。2つの”じりつ”を行動目標とし、野球を通して「生きる力」を育む取り組みをしている。

「目標は甲子園!」

 キャプテンや監督にお話を聞くと「目標は甲子園です」と力強く目標を語ってくれた。行動面の目標は「自立と自律」、野球の目標は「甲子園」である。

 同校野球部は大型な選手はおらず、全員でつなぐ野球を展開する。「今年は投手と守備が安定しており、守り勝つ野球をしたい」と監督。また練習では、「中継プレイ、後のプレイ、カバーリングなどを意識している」とキャプテンが語ってくれた。

 目標は夏の甲子園出場だが、「まずはリーグ戦や練習試合、そして秋の大会など、目の前の試合1つひとつに全力で取り組んで1勝を積み重ねたい」とキャプテンが力強く語ってくれた。甲子園という大きな目標に向かって、チーム一丸となって、1戦1戦全力で試合に臨む。

「キャプテン」

 キャプテンにお話を聞くと、意識していることは「指示の内容を全員が復唱すること」と「練習の間を短くすること」だという。練習を見ていると、要所のキャプテンの指示が全体にすぐ行き渡る声かけがあり、全部員がテキパキ行動して練習と練習の間が非常に短い。キャプテンを中心に非常にまとまっており、限られた時間を最大限に生かして日々の練習に臨んでいる。

 また、「キャプテンは部活でも非常に頼りになるし、学校生活でも常に中心的な存在」「ギャグとかでけっこうみんなを笑わせたりもしますよ」と副キャプテンが笑顔で答えてくれた。

「キャッチボール」

 野球の基本と言われているキャッチボール。同校野球部のキャッチボールでは「捕ること」を意識していると監督が話してくれた。どんなボールが来ても必ず「体の中心で捕る」ことを意識させている。それによって次の動作に移りやすいのだという。これはどのポジションでも一緒。全員で意識の統一をしてキャッチボールを行なっている。

 また、「ショートバウンドは暴投じゃない」ことも部で意識統一をしていると監督。一見失投に見えるショートバウンドは、相手がしっかり捕ってあげる。キャッチボールの前に、近い距離でショートバウンドを投げて、ハンドリングの練習も行なっている。

 投げることではなく「捕ること」を重視したキャッチボールを同校野球部は行なっている。

(翁長 武由)


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