沖縄水産高校ハンドボール部


「沖水ハンド部」

 沖縄水産高校のハンドボール部は現在(2018.07.09)、男子は、2年生の選手9名と1年生の選手6名、女子は2年生の選手3名とマネージャー1名、1年生の選手3名が在籍しており、男女いっしょに練習を行なっている。

 同部はハンドボール未経験者がほとんどである。男子は3分の2、女子は全員が高校からハンドボールを始めたという。格闘技、野球、水球、バスケ等、さまざまな部活経験者が沖水でハンドボール部に入部している。練習を見させてもらうと、全員の動きが非常によく、未経験者が多いとは思えないチームだ。顧問の名嘉山先生の話を聞くと、「中学まで経験した部活の良さがハンドボールに活かされている。」のだという。ハンドボールは、ポジションによって動きや、試合で求められることが違ってくる。同先生は、「選手一人ひとりの良さを活かし、ポジションや役割を決めていきたい」と語った。

「先生の想い」

 沖縄水産高校ハンドボール顧問の名嘉山加奈恵先生。自身は高校からハンドボールを始め、大学では県外強豪校のキャプテンを務め、リーグ制覇を成し遂げた経歴がある。名嘉山先生は「生徒自身が考える」ことを非常に大切にしている。監督やコーチに言われたことをやるだけではなく、主体性を持たせて練習に励んでいる。

 大会の後には必ず「足りなかったこと」「通用したこと」を挙げさせ、「これからどういう練習をした方がいいか」を選手自身に考えさせてチームづくりに取り組んでいる。一つひとつにも”意味”を持たせ、試合での場面をかならず想定させて毎日の練習に励んでいる。

「今、何をすべきか」

 現在、非常に良い状態で毎日練習に取り組めている。それは、新チームになって「今、何をすべきか」を選手同士で話し合わせる時間を設けたからだという。選手同士で”考える”ことによって、一人ひとりの意識もかわり、意欲的に練習に取り組むことができ、練習の雰囲気も良い状態にある。「目標」「達成するためにすること」「負けないこと」を選手が考え、自分たちで決めたことを徹底して取り組んでいる。

 男子の目標はベスト4、女子の目標はベスト8だ。それを達成するためには、練習面や普段の生活面の過ごし方をきちんとすること。そして元気に声を出すことや時間を守ることを徹底して、どのチームに負けないように決めたことに取り組む。

 時間を守ることや生活習慣を整えることを、”徹底”することは意外にむずかしい。その当たり前のことが当たり前にできたら、人として選手として成長できる。顧問は、「部活だけでなく生活面にも一生懸命取り組む」こと、そして「応援されるチーム」を作りたいと、これからのチームの展望を語った。

 少し前までは、練習に参加しないことが当たり前のような雰囲気があった。しかし、いまでは参加しない生徒がいることがめずらしいという。

 沖縄水産高校ハンドボール部は「今、何をすべきか」を考えて、目標に向かって全力で練習に励んでいる。8月の1年生大会、9月の新人戦での活躍が非常に楽しみだ。

 沖縄水産高校は1ヶ月船に乗って、船の扱い方や仕組みについて授業で学んだり、牡蠣の養殖や生物について研究している部活があったりと一般校と比較すると非常にめずらしい。県内に3校しかない「総合学科」を併設しており、他にもさまざまな課がある。一般んでは学べない専門分野の学習ができる高校である。

(翁長 武由)