読谷高校男子バスケットボール部


「ディフェンスからの組み立て」

 顧問の屋我真吾先生に話をうかがうと、読谷高校男子バスケットボール部は現在、粘り強いディフェンスから、フォーメーションを駆使したオフェンスをチームとして今取り組んでいるという。学年が異なれば、チームの「いろ」がちがう。となると、ガード、センター、フォワード等、キーとなるプレイヤーも毎年違う。プレイヤーをよく見て、どのようなゲームプランを組み立てるかを考えて、練習から常に、実践を想定したチーム作りに取り組んでいる。今年はディフェンスからゲームを組み立てていきたいと考えている。

「読谷高校のバスケ」

 ここ2.3年で部員が倍近くなった読谷高校。現在(2018.07.03)、2年生は選手16名とMG3名、1年生は選手12名とMG2名が同校男子バスケットボール部に所属している。練習の様子を見ていると、先輩後輩関係なく非常に仲が良い。それは読谷ならではの「地元」という特性がある。話を聞くと、小学校からいっしょに過ごして来た仲間がほとんどだという。幼少期からお互いを知る部員たちは、非常に仲が良く自然と会話が多くなり、練習からお互いにコミュニケーションをしっかりとって練習に励むことができている。チームワークはかなり良い状態にあると顧問。しかし、仲が良すぎる反面「競争意識」が少し足りないことが課題であると語っていた。

 顧問自身は高校、大学とキャプテンを勤め、厳しい環境の中、責任ある立場で常にバスケットと向き合って来たという経験がある。練習一つひとつに目的を持たせ、プレイヤーがその意味を理解することの大切さを人一倍感じている。前よりも部員が増えた現在、レギュラー争いは激しくなっている。その中でお互い切磋琢磨してレベルアップしてほしいと顧問。「チームのために目の前のことを全力で取り組む」ことを目標に、最高のチームワークで県ベスト4を目指す。

「沖縄の部活動」

 屋我真吾先生(顧問)は「沖縄の部活(バスケ)」についても語ってくれた。どの部活も「沖縄離れ」という言葉をよく耳にするが、バスケットでもそのことがよく言われているのだという。中学卒業してから、沖縄以外の場で挑戦する子どもたちが非常に増えている。これは、全国や世界に目を向け挑戦する姿勢を養い、とてもすばらしいことである。しかし「沖縄の部活」はやはり「地元」の子どもたちがプレイするという感覚が強いのではないか。県外で自分の力をためすことも素晴らしいが、やはり”沖縄の子が沖縄で活躍する”ことがうちなーんちゅにとって心から嬉しいことなのかもしれない。

「体幹&アジリティ」

 取材させていただいた日は、武道場で体幹やアジリティトレーニングに励んでいた。話をきくと、毎週火曜日は武道場でボールを使わないトレーニングに励んでいることが多いのだという。そのトレーニングを指導しているのが、トレーナーの長浜栄作さんだ。自身は週に1回、読谷高校のフィジカルトレーニングの指導を行なっている。戦術や専門的なことは顧問が行い、フィジカルトレーニングは長浜さんが行なっている。指導者も役割を決め、子どもたちのスキルアップに勤めている。その指導を受けている子どもたちも、1人の指導者ではなく、多くの指導者から助言をもらうことができる。それによって知識も深まり、体力的にも技術的にもよりいっそう向上できるだろうと顧問。

(翁長 武由)